PROFILE
消防設備に興味を持って、紳士服業界から転職してきました
-まずは自己紹介をお願いします
サービス業務部の青野と申します。業務の内容は管理を受託している建物で不具合等が起きた場合の修繕や解決策のご提案、修繕作業の手配といったことをしています。前職はマンションの管理会社でした。
-前職も今と同じような仕事ですか?
そうですね、非常に近い仕事です。
営業本部の片桐と申します。私の仕事は、設備点検や清掃、警備、工事といったお仕事を外部からいただくための営業をしております。前職は仙台で、飲食業界で働いておりました。
-前職と今の仕事はかなり違いますね。
飲食業界では20年ほど働いたのですが、新しい仕事にもチャレンジしてみようと一念発起して、転職を決意しました。そこで、ビルネットの募集を見つけ、仙台支店にアルバイトとして採用され、その後正社員として登用していただきました。正社員になってから本社に異動し、共立リゾートのホテル清掃部門に配属となり、1年ほど前に今の営業本部に異動してきました。
共立事業部の百濟(くだら)と申します。共立メンテナンスが運営している学生寮やシニア寮の建物で、設備の修繕や建物の保全を担当しています。前職でも、設備の修繕に関する仕事をしていました。
営業業務室の髙田と申します。「営業」とつく部署ですけど、仕事は事務的なことをしておりまして。百濟が担当している寮ですとか、共立メンテナンスが運営しているホテルなどで、保守点検のスケジュール管理などを行っています。前職は紳士服業界で働いていました。
-髙田さんも前職と今の仕事が違いますね。
はい。なぜ建物管理の仕事に興味を持ったのかというと、前職で働いていた店舗で、消防設備点検を実施した翌日に小火(ぼや)が起きてしまったんです。その出来事から「消防の設備点検ってどういう風に動いているんだろう?」と興味を持って、自分なりにいろいろ勉強していくうちに興味が湧いてきて、たまたま友人が働いていたビルネットに転職した次第です。
-同じような業種から転職された方もいれば、まったく違う業種から転職してきた方もいて。多種多様ですね。
未経験で知識がなくとも、周囲のフォローがあったり現場の社員が専門知識を教えてくれます
-ビルネットの就労環境はどうですか?
前の職場では、土曜日や日曜日にマンションの理事会や総会とかがあって、休みが少ない仕事だったんです。その点、ビルネットは土日に出勤することはたまにありますが、代休がしっかりとれるので安心して働ける環境だと思います。
私も青野さんのように、前の職場での仕事がかなり不規則で自分の時間がほとんどなかったのが、転職のきっかけだったんです。青野さんと同じで私も、ビルネットではしっかり休みを取れていますね。基本的には土曜・日曜と祝日は休みですし、なるべく残業も少なくなるように働くことができています。
-きちんと休みが取れているのは良いですね。髙田さんと片桐さんは異業種からの転職ですが、他の社員からのフォローなどはありましたか?
私の場合は上司がみなさん面倒見が良く、だいぶフォローしていただきました。付きっきりになって仕事について教えていただいて、慣れてきたら少しずつ一人でやってみるという感じで、段階を踏んで仕事を覚えていけました。
私は、今の営業本部に異動してきた当初は、設備に関して未経験でした。でも上司が法定点検など設備に関する現場に連れて行ってくれて、現場での作業を学ぶ機会を多く作ってくれたんです。それにはとても感謝しています。現場の社員のみなさんや協力会社のみなさんも、私が質問すると何でも親切に教えてくださって。この1年で自分でも驚くくらい、設備について学ぶことができました。
それは私も経験しました。現場に行くと設備や清掃のプロフェッショナルがいて、いろんな専門知識を惜しみなく教えてくださいますね。
-未経験で知識がなくとも、周囲のフォローがあったり現場の社員が専門知識を教えてくれるのが、ビルネットの良いところのひとつですね。
同じ研修を受ける中途採用の同期は、配属先も年齢もバラバラ。でも同じ研修を受けたことで仲間意識が芽生えます
-中途採用での研修について教えてください
私は当初、関西支店に配属されましたが、研修は東京で受けました。ちょうど新卒の社員が入る時期でもあったので、新卒の社員とほぼ同じ研修を受ける形でした。期間は2か月くらいで、ビルメンテナンスについて座学で学んだり、ビルネットの仕事現場を見に行ったりしました。
私の場合は入社が1月だったので、同じ時期に中途で入ってきた何名かの社員と研修を受けました。期間は1か月ほどですね。
-中途採用の社員は入社時期がバラバラなので、基本的には同じタイミングで入社した中途採用の人たちと一緒に研修を受けますが、新卒の社員と同じ時期の場合は新卒研修を一緒に受ける形ということですね。
そういう形ですね。
いずれにせよ中途採用であっても、ある程度の期間しっかり研修を受けられるのは、安心できますしありがたいですね。
同じ研修を受ける中途採用の同期は、配属先も年齢もバラバラです。でも同じ研修を受けたということで仲間意識が芽生えます。全国各地にいる仲間が今どうしているかはいつも気になりますし、仕事で一緒になる機会があれば話も弾みます。そういう仲間ができるところも、ある程度長い期間で研修を受けられることのメリットですね。
正直な話、会社の10年後をちょっと心配してしまうこともあります
-会社がより良くなるためにすべきことは?
ビルネットは社員の平均年齢が比較的高いんです。ですので、若い世代の社員を育てることはもちろん、若い人に入社してきてもらう取り組みが必要だと思います。それと、業務で使用する機械がアナログなものが多いんです。少しでも新しいものを取り入れて使えるようになっていったり、全社的にシステム化するなどできれば、コスト面でも効率化が図れると思います。
-髙田さんは30代とのことですが、周りに同世代の方はどのくらいいますか?
数えるほどしかいないんです。正直な話、会社の10年後をちょっと心配してしまうほど、若手の社員が少なく感じます。今、会社の中核をなしている40代以上の方が定年を迎えるまでに、その下の世代のマンパワーをどれだけ確保できるかが今後の課題だと思います。
私も同様に、人材不足に対する危機感を覚えています。これは持論ですが、常にキャパシティーに対して100%の仕事量を持ってしまっていると、ちょっと不測の事態が起きた時に溢れてしまうんです。髙田さんが仰るように若い人材を呼び込む取り組みが必要だと思います。
-人材不足はビルネットに限らず、今後多くの会社で顕在化してくる問題ですね。青野さんはいかがでしょうか?
髙田さんが話した若手の人材不足の問題は、私がいるサービス業務部では特に顕著な状況です。髙田さんは「10年後ちょっと心配」と仰ったけど、サービス業務部はもう5年後が心配、というくらい。仕事のノウハウを持つ人材がまだ会社に残っているうちに、それを引き継いでくれる若手人材に来てもらうのが急務です。若い人に来てもらって、部署内に新しい風を吹かせてもらうことも大事だと思います。
-ここまでみなさん、おもに人材不足という課題についてお話いただきました。このほかには何かありますか?
私は仕事には、コミュニケーションがとても大事だと思っています。他の部署の方たちの様子を見たり話を聞いたりしていると、特にそう感じます。
-コミュニケーションの問題は、どの会社にも起きがちですね。どのような工夫が必要だと思われますか?
例えば、私の前の職場では、役職がない人たちが集まってミーティングをして、そこで出た意見を主任クラスの人が取りまとめて上の役職の人たちに伝える、という取り組みをしていました。そういう場をつくると、さまざまな意見が出て、職場の活性化につながると思います。
-青野さんはいかがでしょうか?
部署を横断する形で情報共有の機会をもっと増やしたいです。例えば、あるビルの修繕をしたあとに、その情報を工事部門、設備部門、清掃部門、あるいは営業部門が集まって横断的に共有する機会をもつ仕組みを作りたいと考えています。
-部署を横断する形での情報共有には、どのようなメリットがあるのでしょうか?
例えば建物の床素材の更新が必要になった時にその情報を共有すれば、工事部門から「こういう素材があるのでどうか」という意見が出て、それに対して清掃部門から「素材が変わるのなら清掃の頻度も変えないといけない」という意見が出て、そうしたら営業部門から「清掃の頻度が変わるなら契約と照らし合わせて確認する必要がある」という意見が出て…。といった感じに、ひとつの課題に対して必要なアプローチを全てその場で確認できます。情報伝達の漏れもないですし、業務の効率化にもつながりますよね。
営業側の立場にいると、青野さんが仰ったことの重要性がよく分かります。横断的に共有できる場を設けるというのは良い案だと思います。
専門知識は入社してからでも学べます。それよりも大事なことは…。
-これから入社してくる人材に期待することは?
-これが最後のテーマです。これからビルネットに入社してくださる人たちに向けて、「こうあってほしい」「こういうことができるようになってほしい」などと期待することを教えてください。
入社の時点で知識があるとか無いとかよりも、僕自身は「これから頑張っていこう」という意欲がある人と、ぜひ一緒に仕事をしていきたいなと思っています。まずは、いろいろなことに興味を持つこと、仕事に対する意欲を持つことが大事です。知識や経験は、それを積んでいこうという気持ちさえあれば大丈夫ですから。
自分の意見をはっきり言えることが大事だと思っています。「上からの指示を待ってそれだけをやればいい」というスタンスだと、会社は良くなっていきません。積極的に自分の意見を出してくれる、お互いに切磋琢磨できる人がいてくれると嬉しいです。
青野さんが仰るとおり知識は入社してからいくらでも学べます。なので、コミュニケーションをしっかりとれることが、仕事をする時には必要不可欠だと思います。特に大事なのはコミュニケーションの上手さよりも、コミュニケーションをとろうとする姿勢。たとえ、話が下手であっても、伝えようという気持ちがあれば相手には伝わりますから。これからの人たちにはぜひ、コミュニケーションを厭わないことを期待したいです。
私は、仕事に対して前向きな方と一緒に働きたいですね。いろんな知識を覚えていこうという姿勢や、新しいことにどんどん取り組んでいく向上心。そういった心持ちで仕事に取り組める人となら、一緒に楽しく仕事ができると思います。