-入社の動機や経緯を教えてください

2011年3月の東日本大震災での経験が、設備関連の仕事に興味をもったきっかけです。当時私は仙台に住んでいて、震災の影響でインフラが止まってしまいました。困っている中で真っ先に電気が復旧しました。その時、復旧に尽力されていた方たちの姿を見て、特に電気に興味をもち、学校選びをしました。

卒業にあたり、就職活動は初志貫徹で、設備関連の会社を探しました。その中で出会ったビルネットの社長が私と同じ仙台出身だったことに縁を感じて入社を決めました。

-ビルネットでの職歴について教えてください

はじめの3年はホテルグループという部署にいて、ドーミーインや共立リゾートといったビルネットが管理しているホテルの巡回点検や修繕の仕事をしていました。4年目に親会社の共立メンテナンスに出向しまして。7年目にビルネットに戻ってきて、リゾート事業部に配属されて今に至ります。

共立メンテナンスに出向していた時は、新棟の開業や改修工事の監理を担当したり、全ホテルで使用するアメニティを統一するプロジェクトを担当したりしていました。こうやって振り返ってみると、現場での作業員という仕事から、工事の監理、あるいはホテルの運営に関する仕事など、さまざまな仕事を経験してきたことは、今の自分にとってもプラスになっています。

-現在の仕事を教えてください

箱根・伊豆エリアの共立リゾートおよび石川県にある「白鷺の湯 能登 海舟」での清掃業務のマネジメントをしています。ホテル側と清掃現場といろいろな調整を行うというのが私の仕事です。

日々、ホテル側と清掃現場の双方からさまざまな要望や困りごとなどが出てきます。定例で打ち合わせなどを行い、両者の要望などをすり合わせた上で最善の策を検討するのが私の具体的な役割です。時には両者の要望に100%の回答を出せない時もあるのですが、そういう困難な状況でも一番大切なのは「お客様のためになること」という考えのもと、バランスの取れた改善策を講じられるよう頑張っています。

-仕事で大変だと感じることを教えてください

いくつもの物件を担当させていただいているので、タスク管理が大変ですね。定例の打ち合わせだけでもスケジュールが埋まりそうなのに、打ち合わせに向けての資料作成や議事録作成はもちろん、打ち合わせで出た改善策がその後きちんと講じられているか、効果は出ているのかも確認しなくてはいけません。場合によっては1か月間ずっと出張に出ている、というような忙しい状況になることもあります。

ただ、私の立場からは「いくつもある物件から出ている要望のひとつ」に見えたとしても、ホテル側や清掃現場にとってみたら「至急対応してほしい問題」だったりしますから。対応に抜けや漏れ、遅れが生じることがないよう日々努力しています。

-仕事の醍醐味を教えてください

出張があるので、いろいろな地域に足を運べるのはメリットだと思いますし、いろいろな人と関われる面白さも、この仕事にはあると思っています。

それと、ホテル側の関係者や清掃現場の方たちの困りごとを解決した時に「ありがとう」とか「武藤さんがいてくれて助かった」といった言葉をいただけると、とてもやりがいを感じます。

-仕事に関する今後の展望を教えてください

私は入社して8年になりますが、これまでずっとホテルと関連のある仕事をしてきました。ですので、他の部署に行って別の畑の仕事をしてみたい気持ちもあります。一方で、せっかくホテル関連の仕事をここまで続けてこられたので、この分野をもっと極めていきたい気持ちもあるんです。そのあたりはこれから、自分のキャリアプランをどう練っていくのか考えていきたいです。

-これからビルネットに入社する人材に期待していることを教えてください

「考えるな、感じろ！」という言葉をぜひ実践していただきたいと思います。あれこれと頭で知識を勉強することも大事ですが、それ以上に経験こそが何にも代えがたい財産になると思っているからです。

それと、ビルネットの社員はみなさん、尋ねれば教えてくれます。ですから、分からないことはそのままにせず、積極的に聞いてくれればと思います。それにビルメンテナンスの仕事では、些細なミスや問題でも後々に大きなトラブルに発展してしまうこともあるので。不安なことがあれば是非、先輩社員に聞く姿勢を持ってほしいです。

あと個人的には、信頼関係を構築するためにもコミュニケーションを積極的にとってくれると、嬉しいですね。これはビルネットに限らずどの会社でも言えることだと思います。自分から話しかけることをぜひ心がけてくれればと思います。